1. 三つのルール 2. 野外彫刻、三つの活用法 3. 三つの「ウェア」 4. 文化を育む三つの「C」 5. 三つの期待 6. 三つの懸念 7. 三人の地域リーダー 8. 優れた企業、三つの条件 10. 三種の神器と三上の訓 11. 三人のトラバーユ 12. 深夜の国際電話 13. 選択的市民のすすめ 14. 明快少年出現! 15. ふるさと人材育成事業報告 16. 魅力あるまちづくりとは? 17. アメリカの常識、日本の非常識 18. 女性のバス運転手 19. たかがチップ されどチップ 20. ボーダレス時代の新市長に望むこと |
「村野建築」と「野外彫刻」2015年9月7日に記者発表した「宇部の村野建築を見学する会」、9日には定員をオーバーしてしまい、申し訳なく「受付終了」となりました。あまり反響はないだろうが少しづつやってみようとメンバーと話し合ったのですが、少し見込みが甘かったようです。こんなに早く市民の皆さんから反応が出るとは、私たちの認識不足があったようで、反省材料にしなくてはなりません。 この「宇部の村野建築市民見学ツアー」の企画は、宇部に現存する村野藤吾設計の6建築物の存在を、もっと市民に知ってもらいたい、という気持ちから「ヒストリア宇部」の5周年記念事業として思いついたコトなのですが、内外の反響の早さや強さは私たちの想像を超えるものがあるようです。 いま、日本の近代建築は何処でも存廃の岐路に立たされているコトが各種の情報から分かります。建物の所有者、特に行政が所有している場合には、そのすう勢を含めて市民の関心の的になりがちです。「ヒストリア宇部」(宇部市旧宇部銀行館)の場合も、市役所が解体撤去の方針を公にした途端、“保存運動”が巻き起こりました。何十年か前にも「山口県の庁舎」及び「旧山口県議会棟」も県民の保存要望が功を奏して、国の重要文化財として今も保存・利用されています。お隣の北九州八幡区でも同じ村野建築物が取り壊しの運命にあると昨年からお聞き及んでいます。 無くなってしまうとそれを惜しむ声が噴出するのは建物ばかりではありません、が私たちはもっとそのような歴史に学ぶべきではないでしょうかね。 私たちは30年前、ふるさとの宇部に既に100点も設置されていた「野外彫刻作品」の存在とその多面的な価値を市民の皆さんに知ってほしいと、当時としては珍しい“市民グループ”を組織して、「彫刻を活用したまちづくりの提案書」「彫刻マップ(96の語り部達)」を自主制作して「彫刻シンポジゥム」で市民の皆さんに訴え提案しました。 この度も同様の趣旨なのですが、彫刻作品や建築物など、いわゆる「ハード」が観光や景観面でそれぞれのまちにとって今日的な価値を持ってきているコトも知られてきています。 そんなコトを皆んなで考えるために、私たちは「宇部の村野建築を考える会」をこのほど、創りました。一人でも多くの市民の皆さんが関心を持っていただければ良いなぁと願っています。 写真はクリックで拡大します。 |
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