1. 三つのルール 2. 野外彫刻、三つの活用法 3. 三つの「ウェア」 4. 文化を育む三つの「C」 5. 三つの期待 6. 三つの懸念 7. 三人の地域リーダー 8. 優れた企業、三つの条件 10. 三種の神器と三上の訓 11. 三人のトラバーユ 12. 深夜の国際電話 13. 選択的市民のすすめ 14. 明快少年出現! 15. ふるさと人材育成事業報告 16. 魅力あるまちづくりとは? 17. アメリカの常識、日本の非常識 18. 女性のバス運転手 19. たかがチップ されどチップ 20. ボーダレス時代の新市長に望むこと |
インターネットその後「河野様。こんにちは。先日のコラムのご指摘は、よくぞ言って下さったと言う感じです。何を隠そう、この私も河野さんと同じようにINETの接続では悪戦苦闘しました。デジタルだのアナログだの、トーンだのパルスだの、本当に苦労しました。私は、昨年の8月に全く独力・独習でINETを接続しましたが、設定に10日ぐらい掛かりました。それ程いろいろな事がわかりにくく、不親切ということです。………」 これは、最近届いていた友人からの電子メールの一部である。(ちなみに、私のメール先は、tetsuo@joho-yamaguchi.or.jpです。) 以前から何度も書いたことがあるが、出張先やホテルからファックスを送りたいと思うケースがある。最近は部屋から直送できる機能が備わっているホテルが増えてきた。 一方、部屋から直接発信できずにフロントまで出て行って、そこでファックスを借りる羽目になると、ホテルの快適な気分も吹っ飛んでしまうこととなる。 さて、最近、二度ばかりインターネットに関して私見を述べた。実は、折角開通したものの、大変恥ずかしいことに、私の職場ではインターネットを駆使できる状況ではないのである。否、インターネットばかりでなく、ファックスさえも自分のデスクからは自由に使えない。 具体的にいえば、通常の建物内でモデムを使う回線は、①直接に電話回線がデスクまで届いているか、②発信先の番号の前に0を入れる“内線扱い”の場合の何れかであるが、私の職場の場合はこの何れにも属さないで、③どのようにしても直接にファックスやインターネットのための“モデム”を使える回線が届いていないのである。これは「デジタル回線」を代表交換機を通しているために生じていることらしい。 だとすれば、この建物の通信設備機器に関する設計、整備がこの最近の高度情報通信網時代に対応できていないということである。(もしも、技術的に解決方法があって私の書いていることが間違っていれば、是非とも可能な方法をご指摘していただきたい。) 外部や出張先でこのような不自由な思いをするのはまだ我慢できる。しかし、最も長い時間を過ごしている自分のオフィスが、今の“高度情報時代”に対応できていないことを知るのは情け無い思いである。 インターネットが開通したので、「さて、職場でもガンガン使って、ネットワークをドンドン拡大するゾ」と勇んでみたのは良かったが、イザ蓋を開けると、自分の職場ではモデムが使えない。それも私だけではなく、この建物の中にいる殆どの人達は使えないのである。職場でこんな歯がゆい思いをしている者は私だけでは無かろうが。 もっとも、“何でも高速化、効率化”が私たちの生活をより豊かにすると思い込んではいけないのだが。 1996/11/19 |
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