1. 三つのルール 2. 野外彫刻、三つの活用法 3. 三つの「ウェア」 4. 文化を育む三つの「C」 5. 三つの期待 6. 三つの懸念 7. 三人の地域リーダー 8. 優れた企業、三つの条件 10. 三種の神器と三上の訓 11. 三人のトラバーユ 12. 深夜の国際電話 13. 選択的市民のすすめ 14. 明快少年出現! 15. ふるさと人材育成事業報告 16. 魅力あるまちづくりとは? 17. アメリカの常識、日本の非常識 18. 女性のバス運転手 19. たかがチップ されどチップ 20. ボーダレス時代の新市長に望むこと |
情報公開誰しも、ものごとを眺め、調査し、研究する際の判断材料として新聞、雑誌等を参考にすることが多いだろう。が、一紙(誌)に限定すると偏ってしまう危険性がある。このため私はできる限り複数の情報源により、できる限り幅広く見て比較するように努めている。いま、手元に「常盤遊園地のリニューアル計画」に関する地元二紙の関連記事がある。以下は、新聞情報による私見である。情報不足を承知で敢えて考えて見た。 この4月から、6新機種導入と大幅な投資、動物の宇部市への直接管理移管、余剰人員の配置転換等を実施することによって、今年度末の予想累積赤字3億円の解消に取り組む、とある。 一般的な改善策としては歓迎されるが、私には疑問点が幾つかある。 まず、既に何年か前にスタートした「東側の大駐車場の無料化」とは経営計画上にどのような関係があるのだろうか。先行した「駐車場の無料化」が功を奏したのか、それとも失敗だったのか。年間数十万人と言われる常盤公園の入場者数の内、(管理主体が違うとしても)無料化によって遊園地には、どのような影響が発生したのか。 次に、協会の累積赤字が3億円に達するとあるが、その赤字原因が施設の老朽化と魅力低下による入園者減なのか、人件費や管理運営費などのコストと収入に関する経営効率上のものなのか。この点は、(多分、「それらが相まって、、、」という説明だろうが)どのように分析されているのか。遊園協会や常盤公園全体の従業者数は、最近の来場者数に比して過剰なのか、それとも不足するのか。(遊園協会の経営実績を充分に分析するために)恐らく内部関係者以外の有能な経営コンサル等の協力を得た上での結論だろうと推察するが、その説明は見られない。 その結果、最も効果的な方法として「民間委託方式」が採用されたのであろうが、何故、一部方式なのか、それも7年間なのか、このことについても説明は見られない。 最後に、このような手法を講じれば、協会の経営が何年後に改善され、本来の目的の「常盤公園の集客力アップ」が(あくまでも計画上と承知の上ではあるが)何年後に達成されるのか、が目標値として掲げられているのであろうか。 もとより門外漢の私が愚問を呈する前に、長く真剣に検討されている「(市内の政、官、財の有力メンバーによる構成であろう)理事会」はこのような点を議論されてきた、と推察する。 しかし、長く地元の二新聞や「広報宇部」等を読み続け、議会の議論に関心を抱いている一市民としては、残念ながらこの程度の情報と認識しか持っていないのである。 国内は「住専問題」で激論が戦わされているが、身近なこの問題に関して読者の皆さんはいかがお感じなのであろうか。 1996/03/03 |
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