1. 三つのルール 2. 野外彫刻、三つの活用法 3. 三つの「ウェア」 4. 文化を育む三つの「C」 5. 三つの期待 6. 三つの懸念 7. 三人の地域リーダー 8. 優れた企業、三つの条件 10. 三種の神器と三上の訓 11. 三人のトラバーユ 12. 深夜の国際電話 13. 選択的市民のすすめ 14. 明快少年出現! 15. ふるさと人材育成事業報告 16. 魅力あるまちづくりとは? 17. アメリカの常識、日本の非常識 18. 女性のバス運転手 19. たかがチップ されどチップ 20. ボーダレス時代の新市長に望むこと |
インターネット事始め-2いま全世界でインターネットの利用者は4千万人で、年200%の割合で増え続けているとも言われて、ある資料には「インターネットとは、パソコンのネットワークを通じて、全世界の情報が受信できるとともに、発信もできるシステム」とあるが、これじゃ、素人にはサッパリ分からない。従来のパソコン通信で処理されていたファイル転送や電子メールに加えて、遠隔教育、仮想商店街、オンライン通販など活用範囲が広がり、ビジネスツールとして、今もっとも熱い視線を注がれているらしい。 要するに、パソコン通信は文字情報が中心で、電話をかけて通信用のコンピュータに接続し、掲示板や私書箱を利用してコミュニケーションを行ったり、情報を得たりする。これに対して、インターネットは、文字情報のほかに、画像、音声なども送受信できる。サーバーといわれるコンピュータを介して世界中のネットワークや各コンピュータに直接接続する。得たい情報が見つかるまで様々なネットワークに接続し続けることができるとのこと。 だとすれば、これまで時間や距離が制約となって不可能だった事が色々と実現できそうだ。 まず、障害者にとって一つの朗報ではないだろうか。身体が不自由なために買い物に出かけることに大変な苦労があったが、国内のみならず海外からの商品情報を取り入れることができれば、日常品に加え、海外の衣料品やCD、洋書などの購入も簡単になる。インターネット操作機器が障害者に提供され、その使用負担が軽減されれば、大きな効果をあげるのではなかろうか。 次に、遠隔地にある図書館の蔵書等の検索や確認、そして必要な部分のコピー等が大変に簡単、かつ敏速に可能となる。 また、在宅医療の有効な手段になることも考えられる。多忙であったり、近くに適当な専門医がいない場合、インターネット上のネットワークを使って、自分の病種や症状にふさわしい医者の診断が受けられるのではないか。忙しかったり、長期旅行や転勤等でも、かかり付けの医者の指導を定期的に受けることもできそうだ。 そうなるとこれまで一定の地域内でバランスをとっていた薬局や米屋、病院等の出店調整(?)の効力が低下したり、無意味になってしまうかもしれない。「規制緩和」にも拍車がかかりそうである。 集めたり受けたりするばかりではなく、インターネット上に「ホームページ」を開設して、逆に地域自らが積極的に戦略的な情報を発信していくことも重要になってくる。 特に、宇部の海産物や農産物等の特産品を直接に通信販売して、コストを安くすることができるだろうし、特色ある地場企業や観光案内を積極的にセールスしていくのも重要になってくる。 こう考えていると“夢”はどんどん大きくなっていくようだ。 1995/12/17 |
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