1. 三つのルール 2. 野外彫刻、三つの活用法 3. 三つの「ウェア」 4. 文化を育む三つの「C」 5. 三つの期待 6. 三つの懸念 7. 三人の地域リーダー 8. 優れた企業、三つの条件 10. 三種の神器と三上の訓 11. 三人のトラバーユ 12. 深夜の国際電話 13. 選択的市民のすすめ 14. 明快少年出現! 15. ふるさと人材育成事業報告 16. 魅力あるまちづくりとは? 17. アメリカの常識、日本の非常識 18. 女性のバス運転手 19. たかがチップ されどチップ 20. ボーダレス時代の新市長に望むこと |
表彰をいただいて今年は、私たちトーク・ウベ21のこれまでの活動に対して、山口県と全国的な団体から相次いで表彰をいただいた。前者は「山口県定住促進連絡協議会」の『アクティブ山口ヤング賞』、後者は「財団法人あしたの日本をつくる協会」等が主催する『平成7年度ふるさとづくり振興奨励賞』である。 私たちの大変小さな活動をこのような形で評価していただき、メンバー一同感謝している。しかし、これらは主に過去の活動に対する表彰であるので、なお今後の励みにしなくてはと気持ちを新たにしている。 グループがスタートしたのが7年前の夏で、その年の冬、ちょうど今頃、当初メンバー8人のうち、7人が参加して北陸金沢の視察旅行に赴いたことがあった。 視察旅行とは言っても、半年間の勉強会継続を労う「忘年会」が主たる狙いであった。ありふれた「まちづくり研修旅行」だったが、今から想えば、この旅行がトーク・ウベ21のその後の活動に好影響をもたらしたようだ。例えば、その時の視察メンバーの大半が今もグループの常連として活動に参加しているし、ミィーティングで何かの議論をしている際、「金沢のあそこで○○○があったよな。アレだよ、アレ。」等と言えば、理解が得やすく、コンセンサスづくりが早い。大袈裟に言えば、金沢の視察旅行がトーク・ウベ21の「原体験」となったのだ。グループ活動を振り替えるときには忘れられない出来事である。 この7年間、私たちは、①宇部のまちづくりに対する提案、②その中から市民として可能なアイデアの実践、などを行ってきた。7年前に作成提案した『彫刻スケールのまちづくり』は今も私たちのバイブルとして位置付けているし、中で提案した各種のアイデアは、少しずつではあるが、市行政の事業に反映されている。常盤公園東側の開発にも参考とされるであろう。 しかし、これらの継続的で多岐にわたる活動は、ひとり私たちだけの力では実行出来なかった。企画の段階で多くの助言をいただいた相原邦彦さん、縄田健二さん、佐藤修さん。また、実践の段階で参加や協力をいただいた澄川喜一さん、向井良吉さん、大高正人さん、松浦弘子さん、佐藤典司さん、川元明春さん。そして、数年間の活動中、何かと援助や指導・支援をいただいた川元公正さん、上田芳江さんをはじめとする多くの市民の方々。 既にお亡くなりになった方もあるが、私たちの活動が細くても、息永く継続できているのは、これらの方々のお陰であると感謝しているし、今回の受賞はその結果だと思っている。 繰り返しになるが、これらの受賞は過去の活動に対する評価と同時に、今後に対する激励の意味もあると考えて、まちづくり人材の発掘や育成にも力をいれながら、ご支援いただいている方々のネットワークの拡充と強化に努めたい。 1995/11/27 写真はクリックで拡大します。 |
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