1. 三つのルール 2. 野外彫刻、三つの活用法 3. 三つの「ウェア」 4. 文化を育む三つの「C」 5. 三つの期待 6. 三つの懸念 7. 三人の地域リーダー 8. 優れた企業、三つの条件 10. 三種の神器と三上の訓 11. 三人のトラバーユ 12. 深夜の国際電話 13. 選択的市民のすすめ 14. 明快少年出現! 15. ふるさと人材育成事業報告 16. 魅力あるまちづくりとは? 17. アメリカの常識、日本の非常識 18. 女性のバス運転手 19. たかがチップ されどチップ 20. ボーダレス時代の新市長に望むこと |
想いのネットワーク「萩の情報紙“萩・ネットワーク”をお届けいたします。本紙は東京、大阪をはじめ全国の萩出身の方、萩を愛する方々に向け、萩の情報をお送りするとともに、全国の萩関係の情報をいただき、広く環流していこうとしているものです。協会発足から半年になり、会員もお陰をもちまして1200人を超えることができました。萩の小さな話題が大きな人と人の交流のネットワークとなっていくためにも、より多くの会員の方の入会を願っています。あなたのお知り合いの未加入の方がおられましたら、是非ともお勧めくださるようお願いします。大量の情報にあふれる今日ですが、ふるさと萩の情報が、みなさまの小さなオアシスとなることを願ってお手元に届けます。=あなたと萩を結ぶ萩の情報紙『萩ネットワーク』=会長・萩市長野村興児」 これは、二、三日前に届いた萩の情報紙『萩・ネットワーク』の“しおり”に記された文章である。山口市出身で在京の熱心な萩ファン(何とも複雑な表現?)が事務局に私を紹介したらしい。私は、情報紙『萩・ネットワーク』が何たるか、を知らずに彼女の紹介、ということだけで年会費2千円を払い込んだ次第である。多分、私の様な被害者(?)が何百人といるのであろう。しかし、「萩も頑張ってるんだなあ。」と悪い気持ちはしない。それどころか、「こんなに色々な人が萩を応援しているんだなあ。」と思えば、何か自分も応援したくなる気持ちになってくる。不思議なものだ。“萩”というキーワードを基点にして、“時間”と“地域”という二つの軸をシッカリと持っている情報紙である。 手元にある第4号には、巻頭の写真にこう添え書きがされている。「田床山からみた萩市の夜景。中央に流れているのは松本川。懐かしい指月山も見えます。指月山の左上は鯖島(さばしま)。右側の沖に浮かんでいる島は相島(あいしま)です。沖に見える光の点はイカ釣り漁船の漁火です。太陽が北に傾く夏は、日本海の夕焼けが美しい季節です。今年の夏には里帰りされて、この素晴しい夜景をご覧になりませんか。田床山には展望台が整備されていて、車であがることができます。」 萩を知っている人が、写真を観ながらこれを読めば必ず心を打たれるだろう。そんなことをチャンと心得て書かれた巧みな文章である。素朴ではあるが、何と心憎い文章ではないか。人の気持ちが金や物で動くのではなくて、人の熱意や情熱で動くもの。それを知っている、いや信じようとしている人達がこの情報紙『萩・ネットワーク』づくりに結集しているように窺える。 わが宇部市でも「広報宇部」が発行されている。誰もがご存じの17万市民向けの各戸配布の広報紙であるが、萩の手法を一つ参考にしてみるのも良いことではないか。何も『宇部ネットワーク』でなくてもいい、『カッタ君通信』でも『彫刻ネットワーク』でもいい、と思う。いま、心から宇部を想う人達のネットワークが欲しい。 1995/07/25 |
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