1. 三つのルール 2. 野外彫刻、三つの活用法 3. 三つの「ウェア」 4. 文化を育む三つの「C」 5. 三つの期待 6. 三つの懸念 7. 三人の地域リーダー 8. 優れた企業、三つの条件 10. 三種の神器と三上の訓 11. 三人のトラバーユ 12. 深夜の国際電話 13. 選択的市民のすすめ 14. 明快少年出現! 15. ふるさと人材育成事業報告 16. 魅力あるまちづくりとは? 17. アメリカの常識、日本の非常識 18. 女性のバス運転手 19. たかがチップ されどチップ 20. ボーダレス時代の新市長に望むこと |
風の中の美術館ツアー先週、私たち「トーク・ウベ21」は常盤公園で「宇部市ふるさとコンパニオンの会」の方々と合同で「風の中の美術館ツアー」を行った。これは、先般「ふるさとコンパニオンの会」との合同ミィーティングを行った際に決定されたことを実践したものである。湖水ホールを起点に、常盤公園内に設置されている野外彫刻について「ふるさとコンパニオン」に説明をしていただきながら、一般市民の方々にも宇部市の野外彫刻の素晴しさを少しでも知っていただこうという狙いの下に行ったものである。小雨の中だったが、約80名もの参加があった。この数は事前の予想をはるかに超える参加者数であり、一同大感激した。この企画に快く積極的に共催していただいた「ふるさとコンパニオン」の方々に心からお礼を申しあげたい。 また、このツアーの途中では「ふるさとコンパニオンの会」の安井会長さんが「カッタ君のアニメ」についても触れられた。「なるほどね。こんな場で説明することが本当の情報発信になるんだね。」と皆で話し合ったものである。今後は多くの市民一人ひとりが広報マンになったつもりで、カッタ君に関する様々な情報を“くちコミ”で発進していくことが必要ではなかろうか、と感じた。実にいい勉強をさせて貰った。 そんなことを含めて、当日の催しは大変に有意義だった。機会があればまた行いたい、というのがメンバー一同の一致した感想であった。 さて、このような市内の複数の市民ボランタリー団体が小さな手を携えて文化なり教育の振興のためにともに行動するというのは珍しいことで、そのこと自体が評価されていいことだろうと考える。このことは別に述べるとして、本欄ではこのような催し物を主催する側にとっての注意点について私の感想を述べて見たい。 前述のとおり、この「風の中の美術館ツアー」への参加者数はわたし達の予想を大きく上回ったものの、80名程度であった。ところが、そのちょうど一週間前に主催した別の会議の参加者が20名であったことを考えれば、随分と多い参加者数であったと思っている。先の会議が午後の開催で会議内容も少し硬いものではあったが、同じ土曜日、場所も同一会場で開催したのだから、今回の「風の中の美術館ツアー」は市民団体の主催事業、それも文化関連の活動としては異例の反応の良さではなかったのだろうか。 その理由としては、①まず出来る限り市内外の幅広い団体が連携し共催したこと。②関係者のみならずマスコミ等に対する公平で早めの広報PRが行われたこと。③「今回参加しなければ(彫刻マップをタダで貰える)機会を逸する」というインセンティブを準備したこと、などが考えられる。言わずもがな、ではあるが最も重要なことは参加したくなるような魅力ある内容を企画することであろう。 とかく市民団体の活動はひとりよがりな活動が多いと言われがちであるが、今回の市民の方々の反応を参考にして今後の活動に反映したいと思う。 1995/06/26 |
|