1. 三つのルール 2. 野外彫刻、三つの活用法 3. 三つの「ウェア」 4. 文化を育む三つの「C」 5. 三つの期待 6. 三つの懸念 7. 三人の地域リーダー 8. 優れた企業、三つの条件 10. 三種の神器と三上の訓 11. 三人のトラバーユ 12. 深夜の国際電話 13. 選択的市民のすすめ 14. 明快少年出現! 15. ふるさと人材育成事業報告 16. 魅力あるまちづくりとは? 17. アメリカの常識、日本の非常識 18. 女性のバス運転手 19. たかがチップ されどチップ 20. ボーダレス時代の新市長に望むこと |
「攻めないゴルフ」「ボギー・プレイでハーフが45以内」がここ十年間の私の目標である。今回は、久し振りに好きなゴルフの話であるが、月に最低二、三回はコースに出てプレイができる恵まれた方には笑われるかもしれない。“長い下手”の戯れ言として、お見逃しいただきたい。 以前にも書いたが、私がクラブを初めて握ったのは、1976年の5月であるから、約20年前になる。自分の遊び相手を欲しがっていたゴルフ好きの叔父からハーフ・セットをプレゼントされたのがコトの始まりであった。そして大して練習もしないままに、義父に連れられて市内の9ホールを備えるゴルフ練習場で生まれて初めてのラウンドをしたのが丁度この時期、5月5日の「子供の日」であった。当時は囲碁、釣りに次いだ趣味のゴルフプレイヤーを自認していた彼の目の前でミドルホール(パー4)の第三打がカップインした。この時はルールやマナーを教えられながらのプレーであったので、それが「バーディー」というものであることはラウンド後の彼の講釈から知った次第である。 安サラリーマンにとって、月に一度程度のプレイもなかなか難しい。若くて初心者の頃は同じ9ホールを三、四周しても満足できたが、数年も経つと「三度を一度にしてでも良い気持ちでプレイできるコースでやりたい」と思うようになってくる。要するに贅沢で横着になってくるのであろう。私にとっての良いコースとは、❶まず、ティーグランド、フェアウェイ、グリーン上の芝生が良く養生されていること、まさに「グリーン・フィー」にふさわしいことである。❷次には、至る所で次のショットを打つ前に待たされるような多くのプレイヤーを入れていないこと。❸最後には、良く訓練、教育されたキャディーさんが一緒に回ってくれること、である。これらの条件が揃っているコースでは「ミス・ショットはすべて自分の未熟さゆえ」と自覚できるからである。 アウト、イン共に45を切ることは簡単なようで難しいものである。年間十数回のプレーが限度である“月一(月に一度の)プレイヤー”の私にとって「ボギー・プレイでハーフが45以内」が長い間の目標である。これが実現出来なかった時の特徴、原因は実に単純明瞭で、ハーフに最低一度のトリプル・ボギー、又はO・Bが出ている。従って、これを解消し避けることも実に簡単で、O・Bを打たない、バンカーに入れないことである。 巷間には「攻めのゴルフ」という言葉があるが、長い下手には、妙なプライドを捨てて「攻めないでトラブルを避けるゴルフ」が必要と自覚している。アマチュア・プレイヤーには三つも四つもの細かいチェックを同時にしながらショットするというのは無理な注文である。唯一つ「O・Bを打たないこと、又はバンカーに入れないためには、何を念頭にショットすべきか?」を考えて、攻めるのではなくトラブルを避けることが肝要である。 こんな些細なことが一打ごとに実行出来る日のプレイは良いスコアが出る? 1995/05/09 |
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