1. 三つのルール 2. 野外彫刻、三つの活用法 3. 三つの「ウェア」 4. 文化を育む三つの「C」 5. 三つの期待 6. 三つの懸念 7. 三人の地域リーダー 8. 優れた企業、三つの条件 10. 三種の神器と三上の訓 11. 三人のトラバーユ 12. 深夜の国際電話 13. 選択的市民のすすめ 14. 明快少年出現! 15. ふるさと人材育成事業報告 16. 魅力あるまちづくりとは? 17. アメリカの常識、日本の非常識 18. 女性のバス運転手 19. たかがチップ されどチップ 20. ボーダレス時代の新市長に望むこと |
市議会に新しい風を私達のまち宇部では、新しい藤田市政がスタートして1年が経過しました。変化の少なかった宇部のまちにあって、これからの数年間は再生への千載一遇のチャンスでは?、と思えます。「まちづくり懇談会」をはじめ、様々な取り組みを展開してきたこの1年間の成果を発揮して欲しいのが、新年度の予算編成です。「カッタ君のアニメ映画制作」は取りかかった以上、是非とも成功させなければならないでしょうが、当面の最重要課題は藤田市政スタートの原点とも言うべき「北部地域の振興」であり、商業振興ビジョンの策定や既存商店街の再活性化に始まる「商業機能の再編整備」でしょう。さらには、本年度に実施した「市民意識調査」を踏まえて、21世紀に向けた新しい宇部市再生のビジョンを創って私たち市民をリードしていって欲しいと願っています。 が、宇部市勢発展を牽引するには執行部と共に「車の両輪」役を果たす市議会の力が重要です。その統一地方選挙の時期が間もなく到来しようとしています。きたる市議会議員の改選には私たち市民は大いに関心を持つべきです。市議会の力が発揮されるように私達の権利と義務を行使しなければ、この際、宇部地域の活性化は獲得できないからです。また、立法府の充実が行政府の長たる市長の応援団となり、結果的に素晴しい市政の実現を加速化することとなるからです。 ところで、先週の柳井市議会議員選挙では、選挙のスタート時点からその新人の立候補者の多さに驚き、その推移に大変に興味を持っていましたが、その結果が出て感動してしまいました。まず、新人の立候補者数が史上最多の17人であり、その中から当選した新人が12人もいたことに驚きました。そして投票率が前回の84.05%を上回って85.01%と大変に高率であったこと、また前議員の平均年齢は58才であったのに、立候補者全員の平均年齢は51.4才で、当選者の平均年齢が51才となって、何と一挙に7才も若返ったことには嬉しくなった次第です。これは、何よりも柳井市民が「変化」を重んじ、それを選択した結果であり、私達宇部市民も敬意を表すべきだと思います。 では、我が宇部市の議会はどのような状況なのでしょうか?私は、まず平均年齢の高さが問題だと思います。前回の選出時点から推察すれば、現職議員の平均年齢は多分58才を下回らないでしょう。また女性議員の少なさがあります。この点については、以前この欄で触れましたので省略します。次には、投票率の低さです。前回の投票率は69.48%でしたが、昭和34年の選挙以降を調べてみると、立候補者数の斬減と共に投票率が低下し続けている傾向が顕著に伺えます。特に旧市街地及び周辺地区では投票率が軒並みに低いという事実があります。ただし、注意すべきことは、立候補者数が前回よりも増えた選挙では、投票率が上昇したという事実があることです。 この様な現状を認識した上で、私達はこの機会を活かさなければなりません。 この点で私達は、先の市議会議員選挙でとった柳井市民の行動を模範にすべきではないでしょうか? 1994/12/13 |
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