1. 三つのルール 2. 野外彫刻、三つの活用法 3. 三つの「ウェア」 4. 文化を育む三つの「C」 5. 三つの期待 6. 三つの懸念 7. 三人の地域リーダー 8. 優れた企業、三つの条件 10. 三種の神器と三上の訓 11. 三人のトラバーユ 12. 深夜の国際電話 13. 選択的市民のすすめ 14. 明快少年出現! 15. ふるさと人材育成事業報告 16. 魅力あるまちづくりとは? 17. アメリカの常識、日本の非常識 18. 女性のバス運転手 19. たかがチップ されどチップ 20. ボーダレス時代の新市長に望むこと |
「パソコン活用超整理術」-2再び「パソコンを活用した超整理術」について。『超整理法』の著者は、『中央公論(3月号)』の対談で次のように話しています。 「『超整理法』で私がやろうとしたのは、(料理の)クックブックの段階に止っている整理法を、なんとか科学の段階にまで進められないか、ということなのです。・・・ 私がこの本で「究極の整理法を発見した」と言っているとされてしまいましたが、そんなことはありません。いくつかの整理法があり、どれがよいかはさまざまな条件に依存する。超整理法は、ある種の条件のもとで最適な整理法です。」 氏の提案している「整理法」に比較して、私がここに紹介している事例は単なるノウハウであり、普遍性や系統性が無いという点で「術」なのですが。 さて、皆さんは会議で基調発言を求められたり、手紙や文章を書く必要が生じた時に、すぐ原稿用紙や便箋などに直接にサラサラと書けますか? 簡単な挨拶や葉書などは直接書いても充分でしょう。でも、会議で自分が発言したり、会社の機関誌へ投稿をする時に困ったことがありませんか? 論理的な展開をする必要のある場合には、内容に色々と推敲を重ねたり、必要以上に「起承転結」にこだわることがありませんか?その結果「あーあ、この文書や字句の移動を簡単にできるモノが何か無いかなあ」とか「最初に言いたいことをアトランダムにメモをしておいて、後からそれを文章として整理できれば楽なんだがナ」と思われたことはありませんか? 挙げ句の果ては、度々の挿入、移動、削除、修正で、いつの間にかノートが真黒になって全体の字数制限が気になったりはしませんか? 実は、こんな悩みを殆ど解決できるソフトウェア(アプリケーション)があるんですよ! それは「アウトライン・プロセッサー」と呼ばれています。文化人類学者の川喜多二郎さんが創始者の「KJ法」という、まさに情報整理と発想のための「方法」をご存じでしょうか?特に「KJカード」が有名ですが。 この「アウトライン・プロセッサー」は簡単に言えば、この「KJカード」のパソコン版なのです。ワープロ機能を持ったカードがパソコンの中に詰まっていると思っていただければいいのです。 特徴は、まず、思い付くままに字句を無作為に打ち込んでいきます。この時に注意することは、読点ごと、つまり一文書ごとにカードを替えることです。一旦、入力すれば各文書の順番はいつでも簡単に変更できます。また大、中、小項目などの序列も簡単に変更できます。勿論、文書中の字句の挿入、移動、削除、修正なども簡単にできます。これを活用すれば目指す文章のアウトラインは気楽に作成できますし、あらかた作成した文章の字数も簡単に計算してくれます。最後に詰めをすれば、ハイ完成!です。 私はいつもこれで文書を作成しています。でも、残念なのは文章の中身までは考えてくれませんし、いい文章かどうかも判断してくれないということですね。 結局は自分しか頼れない、ということですかね。 1994/03/14 |
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