1. 三つのルール 2. 野外彫刻、三つの活用法 3. 三つの「ウェア」 4. 文化を育む三つの「C」 5. 三つの期待 6. 三つの懸念 7. 三人の地域リーダー 8. 優れた企業、三つの条件 10. 三種の神器と三上の訓 11. 三人のトラバーユ 12. 深夜の国際電話 13. 選択的市民のすすめ 14. 明快少年出現! 15. ふるさと人材育成事業報告 16. 魅力あるまちづくりとは? 17. アメリカの常識、日本の非常識 18. 女性のバス運転手 19. たかがチップ されどチップ 20. ボーダレス時代の新市長に望むこと |
年頭の所感僕の名前は、ゴロです。1991年の春に、紀州犬の母とシェパードの父の間に生まれた四人兄弟の末っ子です。縁あって生後間もなく我家から3キロばかり離れた河野家の養子になりました。 後で聞けば、以前に買っていた犬が死んで大変寂しいという娘さんの強い希望があったとか。僕としても生家の親戚筋からの話しでもあり、特段拒む理由もないので養子の件を了承した次第です。 ここの家族は動物と暮らすことには慣れているらしく、僕は二人の娘と奥さんとは巧くやっている。でも、ここの旦那はウィークデイは殆ど家にいないこともあって僕はあまり解からない。ただ、土、日曜日が休日で在宅の時には殆ど書斎に閉じこもっていますが、気分転換にちょうどいいらしく、大体午後4時から5時にかけて散歩には付き合ってくれます。お互い様子を見ながら付き合ってる、男同士というところでしょうかネ。 このごろは僕の背丈が伸びたので二人の娘がドウモ僕を避けているんですよ。僕が突然走り出して、下の娘が転んで手足を擦りむいたことが二度ばかりあったから、無理もないけど、、、。以前飼っていた女性のポインター同様に扱って貰っても困るんだな。我が紀州犬は血の気が多いというのが伝統なんだから。僕が小さいころは、あんなに嫌がる僕の気持ちにも構わず散歩に連れ出していたのにネー。 食事はマアマア。友人の中には日に一度の奴もいますが、我家の食事は朝晩の二度。殆どドッグフードというのが難だが、残すと奥さんが次の食事を入れてくれない。だから最近は僕も妥協していますよ、人間と共生していくためにね。 話は散歩に戻りますが、我家の近くに江頭川という小川が流れていますが、この辺りは毎夕『犬の散歩銀座』と化します。川の両側を歩けるので、格好の散歩コースなんですよ。仮に誰かと一緒になっても巧く分れることが出来ますし、いつも会う中で苦手の奴には顔をあわせずに通り過ぎることもできるので中々都合がいい。それを巧くさばいてくれるのが飼い主の腕というところでしょうか。 家族によって僕の散歩コースが異なりますが、散歩時間が最も長いのは奥さんで短いのが主人でしょうか。ただ、暖かい日などは、主人は川端に座り込んで何かメモをとっています。新聞に寄稿でもしているのでしょうか、そんな光景をよく見受けますね。 時々来客や忙しいことがあるとスタート時間を忘れがちなので注意していますが、あまり度を超す時には声を出すことにしています。 そうそう、我家には猫のグラも住んでいるんですよ。彼も僕と同年配で2歳半です。我々の仲はとても良好です。家族に言わせれば「猫の徹底した唯我独尊がいい」とのことです。だったら何故、散歩の時にアチコチに行きたがる僕をもっと自由にさせてくれないのでしょうか?人間のこういう我儘な点が僕には理解できないんですよ。我が友人のグラについては、稿を改めます。 いづれにしても今年は僕の干支ですから、家族、特に理由もなく僕を虐待しがちの主人にとって「真の動物愛護とは何か」をジックリ考えてみるいい機会になることを願っていますよ。では、今年もよろしく。 1994/01/04 |
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