1. 三つのルール 2. 野外彫刻、三つの活用法 3. 三つの「ウェア」 4. 文化を育む三つの「C」 5. 三つの期待 6. 三つの懸念 7. 三人の地域リーダー 8. 優れた企業、三つの条件 10. 三種の神器と三上の訓 11. 三人のトラバーユ 12. 深夜の国際電話 13. 選択的市民のすすめ 14. 明快少年出現! 15. ふるさと人材育成事業報告 16. 魅力あるまちづくりとは? 17. アメリカの常識、日本の非常識 18. 女性のバス運転手 19. たかがチップ されどチップ 20. ボーダレス時代の新市長に望むこと |
着眼大局、着手小局私の座右の銘に「着眼大局、着手小局」という言葉があります。多分、囲碁から派生したのではないか、と囲碁の出来ない私は理解していますが。戦局をにらみ、戦略を構想し、次の一手を打っていく。数局打つのであれば尚更、自分と相手の様々な環境条件を頭にいれることも必要、、、。これは囲碁に限らず様々な『戦い』に必要な基本的な指針だと思えます。いや、『戦い』ばかりではなく企業経営、組織管理、人材育成そしてスポーツにも及ぶ鉄則とも言えるかもしれません。 私にとってこの言葉は、とかく熱くなりがちな自分の性格を抑えるため、そして見失いがちな将来の方向を確認するためにも重要なもの、『座右の銘』となっています。 先日、久しぶりに硬式テニスをしました。敢無く敗退してもやはりテニスは好きです。特にダブルスが好きです。その理由は、ダブルス特有のコンビネーション、戦略性の微妙さ、複雑さでしょう。ダブルスには「緩急の使い分け」が特別に必要です。またテニスの経験、年輪に合った試合展開ができることも面白みの一つでしょう。 私はゲームではいつも「着眼大局、着手小局」の言葉を思いだしながらプレーをします。その日の日照、風向き、コートの土の乾き状態、そして試合前の相手との乱打で感じる取れる得意なショット、比較的苦手なショットなどを大雑把に頭に入れておきます。勿論、自分とパートナーの調子を考慮することが大前提です。 こんなことを考えながらゲームの進行ができればとても面白いものです。ただ、いつも自分の思いどおりには展開しないのが現実ですがね。 ゲームを終えると、いま戦った相手とお互いのプレーの批評をしながらコートを離れる。そんな時間が過ごせるときの夜のビールは格別に美味しく感じられるものです。 不精で怠惰な生活を送っている最近の私にはテニスウェアが似合わなくなってきましたが、やはりテニスは大好きです。健康な体があれば出来る限り、この奇麗な汗がかけるテニスを続けたいと願っています。 その日、久しぶりに、この試合のためにコートに集まって来た職場の先輩、友人達の中から誰からともなく「シニア大会」開催の提案がありました。ご他聞に漏れず「テニス部の同窓会」。何のことは無い、昔は強かったと思い込んでいるプレーヤーが元気のいい(もう勝てない?)若手を排除して自分達だけでジックリ楽しもうという魂胆なのですよ。それに、お互い公私多忙になって、中々一緒にプレーが出来なくなっているという郷愁も生まれてきているのでしょう。 企画を担当するハメになった私は今「シニアとしての出場資格は、、、、ウン、テニス部歴15年以上としようかナ」と考えていますが、少し都合が良すぎますかね? そして、このシニア大会が終わった夜「ウン、やはり着眼大局、着手小局だ」と呟きながらビールが飲めれば『ウマインダナ、コレガ!』 1993/12/07 |
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