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12/31 プロジェクトの目標金額が大幅に上回りました。
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有難うございました。楽しい10週間でした。「私のコミュニケーション活動」もあと一日となりました。手探りをしながら前に進んでみた、そんな10週間でした。 「何が意義があるのだろうか?」「効果はあるのだろうか?」「これは法的には許されているのだろうか?」などなど、やってみたい事は沢山あったが、できそうな事は限られていました。 厳しい時期もありました。 若い人達と会えることは叶いませんでした。 家族や親しい友人、そして事務所や「ヒストリア宇部」の人達に支えられました。 しかし、今、第四コーナーに差し掛かった私に、思いがけない新しい一ページが加わり、忘れられないだろう沢山の楽しい想い出ができました。 これまでお付き合いの無かった「常盤校区」の方々には、見ず知らずの私を積極的に応援していただき、また多くの示唆を与えていただき、深く感謝しています。 小中高、そして大学時代の友達、県庁時代の先輩、後輩にも、また、「選挙カー」で移動中に偶然お目にかかった方々にも、想像もしていなかった、とても有り難い応援をして貰いました。 お礼の言葉が見当たりません、言い尽くせませんが、皆さん、ありがとうございました。 とても愉しい、意義ある10週間でした。 「選挙カー」で走り回った1週間で、またこんな(以下のような)感想を持ちました。 「魅力あるまちづくり」とは? (1993/06/16に記した、原文のままです。) 行政も民間も挙げて、『魅力あるまちづくり』に一生懸命です。大変結構だと思います。 しかし、「どのようなまちに魅力を感じますか?」と問う調査のほとんどが若い人を対象にしているように思えますが、これは何故でしょうか? 多分、多くの市町村が人口流出に悩む今、ほとんどの人口定住策は『若い人』を中心にしているからだと考えられます。 でも、若い人の少ないまちは、本当に魅力のないまちなのでしょうか? 先に、商工会議所青年部が独自に実施された若い人への意識調査では、宇部に『都市型デパート』や『コンサートホール』が欲しいという結果が出ています。 宇部に住んでいる若い人の性向、彼らが持て余す時間をいかに消費しているのか、あるいは時間に余裕があった時に、どのような過ごし方を望んでいるかがうかがえます。 ソモソモ山口県内には、いづれのまちにも満足な規模、機能を備えたこの種の施設が乏しいという事実があります。このために山口県内では一様に、若い人からは強い設置希望があるようです。 このような希望はいつもの単なる無いものねだりでは?という見方もありますが、春の「中核都市リレーシンポ」に引き続いて開催された先の「わかこんシンポ」会場でも同様の発言がされているのをまのあたりにしますと、市民、特に若い人達の不満が強いのは事実であろうと思われます。 ところで皆さん、まちの魅力はこのような施設の多少で左右されるのでしょうか? あるシンポで、若い人のこんな発言がありました、「なにも宇部に都市型デパートやコンサートホールが無くても構いません。自分達の車や新幹線で好きな場所に行ける時代だから」と。 一概には言えませんが、何時の時代にも若い人は外に出ていくのではないでしょうか? この種の施設建設で若い人の流出が止るとは考えにくいのですがね。 ちなみに、私達、団塊の世代の感覚で言えば、「魅力のあるまち」とは「まちづくりに参加できるまち」です。 市民の基本的な権利が保証され、まちづくりに関わることができる。私達の意志が反映された結果が見えて、納得もできる。そして市民が参加した市政の変化が実感できるまちだと言えます。 これは実に基本的なことです。でも、今の宇部にその基本的なことが欠けているとしたら。そんなまちに私達は魅力を感じなくなるではないですか? そして「宇部の人口が減ってしまうから定着してください」と若い人に言う勇気が私達にはなくなってしまいます。 日々、劇的な展開が繰り広げられている今の宇部のまちですが、若い人達に嘲笑されない『魅力あるまちづくり』をしようではありませんか。 1993/06/16「ウベニチ・冬至夏至」より |
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