津和野「堀庭園」その2
邸内は本屋と客殿「楽山荘」に別れ、その庭園「和楽園」は裏山を借景として築かれた「池泉廻遊庭園」で周辺に楓の木が多く、紅葉ばかりでなく新緑の季節にも素晴らしい景観が想像されます。
堀家の敷地は道路を挟んで南北に分かれていて、南側には眺めの良い東屋や先代を顕彰した銅像などが配置されていますが、長い時間の経過後の損傷が至る所に見てとれ、7年前に国の名勝地に指定されたとはいえ、入場料を取りながらの一般社団法人の経営には限界があるように感じました。国内の何処の景勝地も直面している問題です。