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12/31 プロジェクトの目標金額が大幅に上回りました。
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スピード“が”大事公開とスピード重視の橋下流に対して、「長期的な大方針を示す役割に徹し、丁寧に進めるべき」と主張する有識者の発言を引用している記事が載っています。原則・基本的にはその通りだと考えます。確かに「ブレーン政治(時には、側近政治と表現しますが)」には功罪がありますから。 しかし、私たちは歴史を振返らなければなりません。細川護煕元首相が「権力は10年すると腐敗する」と91年に熊本県知事を辞して、92年に「自由社会連合」結党宣言を発表してから20年がたとうとしています。その後間もなく“日本新党ブーム”が吹荒れました。その後、日本経済はそれなりに拡大しましたが政治は漂流をし続けています。それどころか、善し悪しは別として、“政治のリーダーシップ”は発揮されなくなりました。“権威”は失墜しながら“権力”は温存されています。 私たちはこの20年間に数多くの「実験」を繰返し、幾多の失敗を「体験」してきました。この間、「経済一流、政治は二流」の日本はどのように変ったのでしょうか?果たして私たち市民の生活は向上したのでしょうか?私たちはどのような「価値ある経験」を獲得できたのでしょうか? もう私たちの日本には時間が無いように思います。 「民主主義には時間が必要」などと言っていては、この20年間、このような環境のもとで育って来た若い人たちが、マタゾロ「スピードは重視するが、失敗はしたくない」と発言する守旧的な大人・リーダーの立場になり、歴史は繰り返されます。 グローバル化を直視し、それに即応出来る人材・リーダーが早く育ってくれるよう私たちは必死で努力しないといけない、と痛感します。 引用されているような「スピードは重視するが、失敗はしたくない」ではなく、今の日本政治・経済にとって最も必要なのは、「失敗はしたくないが、スピードを重視する」という決意と連携・実行だと思います。 願わくば、“洞察力”と“先見性”を兼備えたリーダーに登場して欲しいですね。 見逃してはいけないのは、今の日本は壮年期を過ぎて老年期の入り口に差し掛かっている事実です。かつて繁栄したスペイン・ポルトガルやイギリスの例を見れば、今のままでは日本の未来は想像できるのではないでしょうか。 “振り返れば未来”ですね。 写真はクリックで拡大します。 |
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