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04/10 花の最期(最後)の表現


11/24 やっとのことで「オシドリ」を撮れました。


11/05 オシドリ観察会に行きました。


03/18 「モクレン」が開き始めてくれました。


02/12 ふたたび「床波漁港」の野鳥撮影に行きました。


02/10 常盤公園の生きもの達をご紹介します。


02/09 「ミコアイサ」が間近に撮れました。


02/07 デジカメのテストをしました。


01/27 今年もどうぞよろしくお願いします。

12/31 プロジェクトの目標金額が大幅に上回りました。

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“都市に風が吹く しなやかにひとが生きる 海と土の匂いがする”

相変わらず、色んなコトを整理し続けています。

《サブ・タイトルとなった“都市に風が吹く しなやかにひとが生きる 海と土の匂いがする”というコピーは、悪戦苦闘している頃、スタッフの苦境の訴えを聞いた友人が、ある朝突然にプレゼントしてくれた、という秘談つきのものである。》

これは、1996年7月20日(「海の日」記念日)から7月28日(日)までの9日間、下関市で行った「海峡メッセ下関」のオープニング・イベントの報告書『記録』の中に私が書いた文です。

『記録』(海峡メッセ下関「オープニング・イベント」報告書)
『記録』(海峡メッセ下関「オープニング・イベント」報告書)
  
「市民参加の投票」で決定された施設のシンボル・ロゴ・マーク
「市民参加の投票」で決定された施設のシンボル・ロゴ・マーク


94年6月の「起工式」から96年7月の「竣工式」まで、約2年半の間、五里霧中、数々の手作り、手探りの中で、全力を尽くしたこととして忘れられない仕事でした。
なぜ、当初の計画にも無かった「オープニング・イベント」を、それも約3億円もの大金を投じてまでもやらなくてはならなかったのか。
一言で表現すれば「利用促進」です。
それまでの「公共施設」とは違って“市民に愛され、使われてこそ”の商業的な運営が必要な施設、だから“新車の発表会”のような仕掛けが不可欠、と考えました。

県政史上初めての空前の大規模イベント、苦しいことも多かったのですが、この間の“市民の参加”、“市民との協働”という貴重な体験が、上司を含めた友人たちの理解と協力を得られたことが、その後の私の仕事に対する考え方、姿勢に大きな影響を与えてくれたことも決して忘れられません。
もう二度とないだろう幸せな時間、大変に有り難い経験となりました。

熱く制作されたイベントのシンボル・マーク
熱く制作されたイベントのシンボル・マーク
後日地元に「コミュニティFM局」発足のキッカケとなったミニ放送局
後日地元に「コミュニティFM局」発足のキッカケとなったミニ放送局
子どもの為の絵本の原画展も
子どもの為の絵本の原画展も


そして、この『記録』の最後にこのように記しています。
《この報告書は、非常にワンサイドなレポートになっている、と多くのイベント関係者からお叱りの言葉をいただくかもしれません。また、報告が大変に遅かったとも批判があるかもしれません。いずれも文章執筆の大半を担当した私の責任です。多くの皆さんの暖かいご支援、ご協力をいただきながらも、この報告書の中で触れることのできたことはごく一部分でしかなかったことを深くお詫びします。イベント実施に関わっていただいた方々、特に、事務局のスタッフには消化不良の内容であるかもしれませんが、皆さんには、イベント事務局が秋口に解散せざるを得なかった諸般の事情に鑑みお許しを請いたいと思います。
さて、この報告書は、“手作り風のイベント”としては、かなりの成果をおさめたと評価されている『海峡メッセ オープニングウィーク』の過程を舞台裏からの一考察も含めながら、まとめておきたいという一念から完成しました。単なる報告書ではなく、空前の大規模イベントに面して悪戦苦闘した素人集団の心の軌跡も含めて、参考にしていただければ望外の喜びです。
 最後に、『山口県国際総合センター』の建設着工から完成までの間に多くの方々にお世話になりながら、充分なお礼のご挨拶ができなかったように思っています。この場をお借りして、もう一度お礼を申し上げます。本当に永い間、有難うございました。》

「オープニングウィーク・スケジュール」
「オープニングウィーク・スケジュール」
館内に20数点設置された若手作家の作品から
館内に20数点設置された若手作家の作品から


印刷した本の残部が少なくなっていますので、少し手間がかかりますが、再編集して「資料」の中に留めたいと思っています。

小雨が降る中、でもモクレンは、シッカリ花を開こうとしています。
モクレン 18日10時
モクレン 18日10時
 
端正さがいい
端正さがいい
 
雨のせいか、雉子が飛び入り
雨のせいか、雉子が飛び入り


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