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12/31 プロジェクトの目標金額が大幅に上回りました。
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“ゼロ円”ビジネス
随分古い話ですが、十年くらい前に何処かの大学で「一円入札」という“事件”がありました。 一過性に過ぎない数百万円の機械納入には安く応じて、毎年のメンテナンスが継続して受注できる抱き合せのソフトウェアでシッカリと稼ぐことです。 安い応札による直接のディメリットより、その次に想定される高額な“利益”を獲る。 これこそが営業戦略、営業に無縁なサラリーマンとしては感心したものです。
今朝の新聞に「あるソフトウェアの大手会社日本法人が地方自治体向けに公務が効率化するソフトウェアを無償配布する」との記事がありました。 口座振替の依頼などの金融機関向けに送付する帳票や国や都道府県に報告する書類なども出力できる。 その企業は「社会貢献」と同時に製品の使いやすさもアピールしたいとのこと。 疑り深い私は、「果たして“狙い”はそれだけだろうか?」と感じ、例の「一円入札」のことを思い出したのです。 最近では、「Googleの検索エンジン」や「携帯電話の中のゲーム」、そして「医療検査データ入力ソフト」など、ソフトの使用は無料でも別のことで大きな利益や貴重なデータ収集を目論む企業は多いと聞きます。 果たして今回の“無償配布”戦略は如何でしょうか。 “寒の戻り”を経て、モクレンや他の花も一気に開花時期を迎えているようです。
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