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12/31 プロジェクトの目標金額が大幅に上回りました。
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『冬至夏至』《今朝の新聞“声”欄に、九州B市の49歳の主婦の方から、次のような投書が掲載されていました。「私たちが2年間もお願いし続けてきたことが、春の選挙で当選された議員さんの口利きですぐできてしまいました」と。その言わんとするところは、立候補する時の約束を守った議員さんの、お褒めの言葉だったのです。でも、私はこの文章から、「おお、やっぱりB市も同じだなあ」と、いささか異なった内容を見せられたのです。住民が2年間も訴え続けてきたこと(それが何であったかは、投書ではわかりません)が、議員さんの一言でただちにできたということが解せないのです。しかし、これに似たようなことは日本中至るところで見聞きする問題です。そこで私は、この事実に対して2つの問題提起をしたいと思います。一つは、行政の対応の仕方です。住民からあるいはその組織体から、依頼・請願・陳情などがあった場合は、優先的に取組むべきです。にもかかわらず、先の投書のように議員さんに言われたらすぐできることを、2年間も放置されていたのは明らかに行政の怠慢としか言い様がありません。要するにそのことが、いかに住民サービスかを考えなければなりません。 二つめは、議員さんへの注文ですが、このような地元へのサービスもさることながら、市行政全体を眺めて欲しいことです。地域代議員ではなく、その市の、その町村の代表であることを、常にご考慮いただきたいと思います。……… 出身地区のお世話をいただくことも結構ですが、どうぞ“宇部市”を、お忘れなく。》 この文章は私のではなく、十数年前に連載させていただいた「冬至夏至(旧ウベニチの随筆欄)」の原稿を整理中に見つけた、元宇部市の教育委員をされていた方の同欄への寄稿文です。その日付を見ると「1995年6月15日」とあります。 15年が経過していますが、この間我が宇部市では市議会議員の改選が3度ありました。ご存命だったら現状に対してどのような文章を書かれるのでしょうか。 来年春には4度目の改選期を迎えます。 写真はクリックで拡大します。 |
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