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12/31 プロジェクトの目標金額が大幅に上回りました。
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宇部市役所の庁舎建設について、想うこと。「あなたが新庁舎に求めるものは、、、、」「一緒に考えよう重要機能」 これは、本年度「実施設計」に取り組んでいる宇部市役所が、2017年11月に市民向けに企画した講演会のヘッドコピーの一部です。 私の知るところでは、「宇部市役所の新庁舎建設」については、2012年4月に「市職員の検討協議会」が設置されてその準備・検討が始まり、2014年には「市議会建設促進特別委員会・報告書」が提出されて以来、数年間にわたりとその都度「市民の声を聴く為の委員会、パブリックコメントや市民会議など」が繰り返し何度も丁寧に開催されてきました。 その結果、2016年度に「基本計画」、2017年度には「実施設計」に着手しているようですが、一方で、いまだもって「市民の声を設計に反映する」との姿勢も示しているようです。 しかし、最低2年間以上の長期建設工程の進行管理上、このような宇部市役所の進め方が果たして適当なのか、宇部市にとって史上空前の“ビッグ・プロジェクト”であるからこそ、その計画性や戦略性も含めて、現時点では多くの疑問を抱いています。 中でも、もっとも大きな疑問であり、また重要と思われる点は、この間の「予算編成・執行部提案と市議会承認の関係過程」です。 「二元代表制」であるわが国の地方自治の柱の一つは、市民の付託を受けた市議会(議員のチェック・監視)機能でしょうが、こと「宇部市役所の新庁舎建設」に関して、肝心の宇部市議会のチェック機能が果たされているのか、いやそれ以前に「市議会議員の関心度」が疑われます。 私は、この数年間、“市民参加の視点”から、「市民委員会」、「シンポジゥム」、「パブリックコメント」や「市議会本会議での議論」など、出来るだけ出席・傍聴し(場合によっては意見書の提出を試み)てきながら、個々の議員の意見等も質してみましたが、概して現在の市議会議員の関心は、何故か(表面的には)高くないと受け止めています。 特に、定例市議会等、各議員の本件に関する質疑は実に低調だと思えますが、宇部市民の皆さんはどのように観ておられるのでしょうか? 2019年の4月には「統一地方選挙」が実施されますが、わが国の人口減少の下、その最前線にある地方議会の存在意義が問われ始めて久しい状況で、どのような選挙にするのか、どのような議員を選ぶのか、私たち有権者は、「消費税導入」や「東京オリンピック」に負けず劣らずに、重大な関心を持って臨まなければならないのではと思います。 20年以上も前に提案した「宇部の中心市街地の活性化と市庁舎の建替について」の私見を再掲します。 http://www.i-tugboat.com/article/000004.html |
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